遊行柳 桜
 2008/04

「あぁ。春はポカポカで気持ちが良いね〜。」

「そんなところに寝てると風邪引くよ。」

「ここは、昔、松尾芭蕉さんが立ち寄った”遊行柳”」

ちょこ〜ん

「桜がキレイだね〜。」

zzzzzz

「この風景は、今も昔と変らないのかなぁ。」

zzzzz

「ねぇっ!」

「花も咲き始まったばかりかな。

いい時期に見に来れたなぁ。」

「アジサイの時期もキレイそうだね。」
「これが芭蕉さんが詠んだ”遊行柳”だ。」
「”田一枚植て立去る柳かな”って詠んだんだよね。」
「そろそろ田植えの時期だね。」

「松尾芭蕉さんが来たのは、1689年の4月19日なんだって。」

「芭蕉さんも今頃の季節に来たんだね〜。」

「ボク達と同じようにここで、桜の花も見れたのかな。」

ぼぉ〜っ
「神社へも行ってみる?」
「何かお願いしたいこと、あるの?悩みでもあるの?」
「ボクは何をお願いしようかな。」
「ナム・・・」
「結局、拝んでいるときは、無心だった。」

「ずいぶん日が延びたね〜。」

「日が暮れる前に、そろそろ帰ろうか・・」

「春は気持ちが良いな〜。じっとしてると眠くなってくる。」

「帰り道通った田んぼには、ペンペン草がたくさん。

でも、真っ白でキレイ。」

「ちょっと、お昼寝して帰ろう。」

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